触覚若手の会 触覚デモ交流会(in VR学会2024)

 Updates

2024年8月19日(月):ウェブページ公開

2024年9月8日(日):デモプログラム公開 ・2024年9月17日(火):事後報告更新


触覚デモ交流会とは

 VR学会大会2024の開催に合わせ、触覚研究において重要なデモンストレーションを軸とした研究者間交流会を実施します。本会は、デモ展示者のほか(デモを行わない)純粋な体験者としての参加も歓迎しております。
 展示者の方は、ご自身の研究成果のデモを行っていただきながら、ほかの展示者や体験者と同じ目線でかつ自由に交流いただきます。純粋な体験者の方は、様々なデモを体験しつつほかの参加者と自由に交流いただきます。この交流会では、実物を見ながらデモの体験設計や技術についてお話しいただいても良いですし、研究者としてのキャリアや研究上の悩みなどより自由な相談をしていただく場としてもご活用いただけます。
 触覚研究に携わる方であれば学生、研究者、PIなど立場を問わず(展示者としてでも参加者としてでも)ご参加いただけます。ただし、会場の都合によりVR学会大会2024にも参加されていることを想定しております。また、少量ではございますが、軽食の用意を予定しております(SI触覚部会に協賛いただいております)。

 デモンストレーションを行っていただくにあたり、会場のスペースの関係上、デモ実施スペースはお申込み順にて割り当てさせていただきます。その他デモスペースの要件については下記に詳しく記載させていただきます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

事後報告

 日本VR学会の第29回大会に合わせ、触覚デモ交流会と題した研究者間の交流会を企画しました。学会初日である2024年9月11日(水)の各セッション終了後、教室をお借りしデモ発表者・聴講者40名ほどの方を集めて開催しました。また、昨年度に引き続いて計測自動制御学会 SI部門 触覚部会の協賛をいただき、参加者の懇親のための軽食や飲み物を用意することができました。ありがとうございました。
 デモは5件が発表され、触感や形状を再現する新デバイスの提案や振動・空中超音波を用いた体験の創出など、多様な発表を見せていただきました。参加者それぞれがこれまで知らなかった研究のデモに実際に触れたり、発表者と議論したりと濃い交流の機会を得られたのではないかと思います。
 交流会の最後に、ベストプレゼンテーション賞の授与と記念撮影を行って閉会となりました。現地開催のイベントでは盛り上がりが感じられやすく、デモの実物にじっくり触れられる貴重な機会ともなるため、今後も多くの方が参加できる時期をとらえて開催を目指したいと思います。(Diver-X株式会社 伊東 健一)


触覚若手の会 触覚デモ交流会の集合写真

開催概要

2024年9月11日(水)17:30~19:00

会場:VR学会会場内(名城大学)、E302室。

  • 17:00-17:30 デモセットアップ
  • 17:30-17:34 オープニング
  • 17:34-17:40 発表者自己紹介
  • 17:40-18:55 デモ交流会
    • 18:30-18:35 若手の会の活動紹介
  • 18:55-19:00 クロージング
  • 19:00-19:30 撤収

参加方法

参加費:無料
参加条件:VR学会大会2024に参加される方、触覚研究に関心のある方
下記Google formより参加登録をお願いします(締切:2024年8月28日(水))
URL: https://forms.gle/L1QDKzXokANAUUHF9

デモプログラム

  1. 細井十楽(東京大学 割澤研究室 博士2年)
    「空中超音波触覚刺激による毛並み触感の提示」
  2. 太田裕紀(奈良先端科学技術大学院大学 博士1年)
    「主として各指先接平面の傾きを用いる形状提示装置」
  3. パニアグア カルロス(奈良先端科学技術大学院大学 サイバネティックスリアリティ工学研究室 修士2年)
    「小型振動子を乗せたフレキシブルデバイス「TapeTics」の実演」
  4. 赤井崚真(東北大学 昆陽研究室 修士1年)
    「映像内の運動から推定した力に基づく振動刺激による努力感の表現」
  5. 鷹觜慧(東京大学 修士1年)
    「歩行の移動量操作によるPseudo-hapticsを用いた風速知覚の増強」
  6. 内橋亮人(明治FMS 修士2年)
    「TeleStickの物視点映像が視聴者の触覚体験に与える影響の調査」

ベストデモンストレーション賞

触覚若手の会ベストプレゼンテーション賞は、参加学生モチベーションの維持と若手コミュニティの活性化を目的に、日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会から授与いただいているものです。本賞の選考のために、デモの内容の面白さ・使用されている技術の高さ・デモとしてのセットアップの質を評価基準に参加者投票が実施され、その結果をもとに選考委員(委員長:亀岡 嵩幸)によって受賞者1名を決定しました。選考の結果、下記の通り、太田 裕紀さんにベストプレゼンテーション賞を授与することになりました。

受賞者:太田 裕紀(奈良先端科学技術大学院大学)
発表題目:主として各指先接平面の傾きを用いる形状提示装置
受賞理由:参加者投票の最多得票数を獲得したこと、シンプルで装置の効果を実感しやすいデモ内容だったことから本賞を授与した。

デモンストレーション要件

  • 1人あたりのデモスペースは最大1.5x1.5mです。
  • 1人あたりの使用可能な電力は300Wまでです(延長ケーブルをご持参ください)。
  • ネットワークはVR学会より提供されるネットワークをご使用ください(高速なネットワークを必要とする場合はご自身でご準備をお願いいたします)。
  • 周囲の光や音、匂いなど環境によって体験が困難となるデモの実施については各自にてご対応をお願いいたします。
  • 騒音、強い光、液体、火気、周囲に匂いを発するものなど会場に影響を与えるデモは安全対策を講じた上で事前にご相談ください(お申込みフォームにて記載ください)
  • デモにより生じたあらゆる損害はデモ展示者の責任となり、触覚若手の会は補償いたしません
  • 会場の机、椅子は固定されています。大きく移動するようなデモや床面積が必要なデモはご相談ください。

運営

(五十音順)

  • 伊東 健一(Diver-X (株))
  • 亀岡 嵩幸(筑波大学)
  • 森崎 汰雄(日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所)


協賛

触覚部会( https://sites.google.com/site/sicehaptics/

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