触覚若手の会 第10回集会 イントロ勉強会@オンライン会議

触覚若手の会 第10回集会 「イントロ勉強会@オンライン会議」は終了しました!
次回もよろしく願いします!!

Updates
・2020年6月01日(月):事後報告を追加
・2020年5月26日(火):プログラム一部更新
・2020年5月07日(木):会場変更,プログラム公開
・2020年4月14日(火):ウェブページ公開

事後報告

2020年5月27日(水), オンライン会議(Google Meet使用)にて,16名の若手触覚研究者でイントロ勉強会を実施しました.今回の勉強会では,Google Meetで発表を聴講し,Google Docsで質問を書いていくという形式を取り入れました.質問者が一人に限定されないため,活発な議論・質疑応答ができました.
(運用方法を提案してくださった蜂須先生,ありがとうございました)

イントロ発表

参加者のみなさんには,事前にイントロ部分のスライドを作成していただきました.イントロ勉強会当日では,自己紹介: 1分,イントロ紹介: 3分,質疑: 10分,交代: 1分で発表していただきました.発表者の方は,参加者からの鋭い質問に適切な受け答えをしていました.

今回のイントロ勉強会において,重要だと思った点を下記に示します.
・本質的な問題・課題は何か(挑戦)
・どうしてその解決方法が良いのか(新規性)
・問題・課題に対して何ができたのか(インパクト)

具体例としては,手段と目的が入れ替わってしまっている(手段が話のメインに見えてしまう)ことがあり,何に対して挑戦するのかが読み取りにくいことがありました.また,「なぜ提案手法をVRシステムに適用するのか」という根本的な背景が抜けてしまっていることもありました.読者にそう読み取られてしまわないように,明記することが重要だと思いました.


懇親会

オンラインでの勉強会に伴い,懇親会もオンラインで実施しました.懇親会では,Spatial Chathttps://spatial.chat/)を使用しました.オンラインの懇親会でも「次にこういう研究を一緒にできると面白そう」というような議論をしていたグループがありました.研究室によっては,触覚研究がメインではないため,若手同士で触覚研究の話しができるのは良い機会だと思いました.


その他感想

さまざまな方から質問(ツッコミ)を受けることで,提案手法の別の部分に良い点が見えてくると思いました.例えば,本当は○○のために行っている研究だけれど,実はXXにも使えるのでは?という点や,その研究で本当にやりたいことって△△だよね?という点です.また,多くの質問に回答することで,多くの人に受け入れられるようなイントロに仕上がっていくと思いました.私自身もできていない部分が多々あったため,勉強になる会でした.

(豊田中央研究所 前田 智祐)

イントロ勉強会@オンライン会議とは

トップジャーナルやトップカンファレンスで論文を通すために最重要と考えられる第一章(イントロダクション,イントロ)の書き方を勉強する会です.どんなに研究のアプローチやメソッドが素晴らしくても,イントロの書き方が悪いと読者に研究の価値を正しく理解されません.研究室外の人とイントロを議論することで,より多くの人に受け入れられるイントロを模索します.本企画は第3回集会と同様の内容ですが,研究進捗や新しいテーマ着手などもあると考え,改めてイントロを洗練させようという趣旨で開催にいたりました.具体的な内容は以下になります.

・発表者は3分で自分の研究のイントロのみを発表
・メソッドやアプローチを話してはいけません
・10~20分程度,時間をかけて他の参加者はツッコミをいれる

また昨今の社会情勢を鑑み,物理的に人が集まって勉強会を行うことは困難と考え,初のオンラインでの開催としました.
触覚以外の研究分野からの参加も募集しています!

開催概要

2020年5月27日(水)13:30 - 18:00
会場:Zoom (リンクは後日連絡)

会場:Google Meet (リンクは後日連絡)
※会場が変更となりました.

参加方法

下記のGoogle formより,参加登録をして下さい(締め切り:4月30日(木) 23:59)
*基本的に上記の時間全部に参加できる方のみ参加をお願いします.どうしても難しい場合は参加フォームの連絡欄にその旨を記載してください.また,聴講のみの参加はご遠慮ください.

飛び入りでの参加希望の場合はyounghaptics[at]gmail.comまでご連絡ください(ご返信にお時間をいただく場合がございますがご了承ください).

発表準備

・1名あたり3分程度での発表をお願いします
・スライドをご準備ください
・インパクトを残すというよりは,論文通りの構成 になることを心がけてください
・文字が多めになっても構いません
・スライドの例 [pdf]
・1ページ目:タイトル,氏名,所属
・2ページ目:研究背景
・3ページ目:研究目的
・4ページ目:コントリビューション(読者にとっての論文の価値,研究目的に対して今回明らかにすること)

発表方法

・自己紹介:1分
・イントロ紹介:3分
・質疑:10分程度(参加人数によって変化します)
・交代:1分

発表は日本語もしくは英語でお願いします.
発表はオープンな感じで活発な議論になればと思います.
特に質疑では発表者が「当たり前」と勘違いしがちな部分にツッコミが入ることを期待しています.
年齢的には若い参加者ばかりなので,分からないこと(誰のための研究なのか,用語の意味,何が新しいのか等)は遠慮なくどんどん質問してきましょう!

その他

・予稿を提出してもらったり,発表の様子をインターネット上で公開したりということは行いません
・クローズドな勉強であるため,既発表・未発表であることは問いません

プログラム

※敬称略

  • 13:00-13:30:受付開始(セッション① 接続テスト)
  • 13:30-13:40:開会の言葉(中村拓人)
  • セッション①(座長:中村拓人)
    • 13:40-13:55 金子征太郎(電通大)
    • 13:55-14:10 柴尾亮成(熊本大)
    • 14:10-14:25 際田直樹(熊本大)
    • 14:25:14:40 田中叡(電通大)
    • 14:40-14:55 堀江新(東大)
    • 14:55-15:10 稲垣匠馬(東北大)
  • 15:10-15:40:休憩(セッション② 接続テスト
  • セッション②(座長:田辺健)
    • 15:40-15:55 多川友作(東大)
    • 15:55-16:10 石丸嵩也(熊本大)
    • 16:10-16:25 矢内智大(東北大)
    • 16:25-16:40 黒木帝聡(豊田合成,慶應大)
    • 16:40-16:55 中村拓人(東工大)
    • 16:55-17:10 蜂須拓(筑波大)
  • 17:10-17:20:休憩
  • 17:20-17:40:まとめ発表&質疑(座長:前田智祐)
  • 17:40-17:50:閉会の言葉(前田智祐)
  • 17:50-18:00:記念写真撮影



発表時間:15分(自己紹介:1分,イントロ紹介:3分,質疑:10分,交代:1分)

懇親会

時間:18:00-20:00
場所:Zoomによるオンライン飲み会(?)

オーガナイザ

石塚 裕己(大阪大学)
田辺健(産業技術総合研究所)
永野 光(神戸大学)
中村拓人(東京工業大学)
蜂須 拓(筑波大学)
前田智祐(豊田中央研究所)
ヤェム ヴィボル(首都大学東京)

お問い合わせ

younghaptics[at]gmail.com

コメント

このブログの人気の投稿

触覚若手の会×ろぼやん交流会 in ROBOMECH 2023

触覚若手の会 第18回集会 World Haptics Conference (WHC) 2023勉強会@オンライン会議

触覚若手の会 世代間ハプティクス交流会