触覚若手の会 第13回集会 触覚研究ドリームマッチ@オンライン会議
Updates
・2021年6月16日(水):事後報告公開
・2021年6月05日(土):プログラム公開
・2021年5月12日(水):参加登録の終了・事前準備の締切延長
・2021年4月12日(月):ウェブページ公開
事後報告
2021年6月11日(金),オンライン会議(Zoomを使用)にて,19人の若手触覚研究者が集まり,触覚研究ドリームマッチを実施しました.本イベントは,下記の「触覚研究ドリームマッチ」にあるように,会員間の交流を主眼とした研究テーマ発案イベントです.普段交流の少ない会員と協力して,さまざまなテーマを発案しました.
事前に,自身の所属や研究,最近の趣味や議論したいことを自己紹介スライドを作成していたきました(下図参照).その自己紹介スライドを元に,参加者が議論したいことや人をアンケートを用いて回答していただきました.これらの情報を用いて,幹事団側でグルーピングを実施しました.今回使用した自己紹介スライドのテンプレートは,産総研の田辺さんが作成してくださいました.
セッション①
セッション①では,共通テーマであるコロナ禍での触覚研究について議論してもらいました.
グループA: コロナで起きる困りごと(触覚研究編)
グループB: 自宅ロウリュウスーツ
グループC: ご家庭触覚デバイス(リモート学会での議論 & オンライン実験に)
グループD: 疲れさせて達成感を提示する触覚提示
セッション②
セッション②では,予め参加者が興味のあるテーマで議論をしてもらいました.
グループA(プロダクト応用): 触覚技術のキラーアプリ探索
グループB(インスタ映えの研究+知覚実験): 触覚的インスタ映えとは?
グループC(感情研究): 触覚提示範囲と文脈による情動への影響
グループD(SF+未来のインターフェース): 歩きスマホしながらでも安全に歩けるインターフェース・ホロデッキの実現
セッション③
セッション③では,各グループでフリートークをしてもらい,テーマを発案してもらいました.
グループA: 企業で使ってもらえる・マネタイズできるハプティクス
グループB: 寝具型眠気誘発デバイス
グループC: 触覚的不快感を減らす触覚ホワイトノイズ
グループD: 触覚的にリフレッシュするモノ
ベストアイディア賞
最後に,参加者の方からアンケートを実施し,ベストアイディア賞を決めました.ベストアイディアとなったのは下記のテーマでした.
寝具型眠気誘発デバイス
筆者感想
前回に引き続き,オンライン開催でしたが,オンライン会議の知見※が貯まってきたのもあり,会全体としてスムーズに進行できたと思います.発案されたテーマで議論が盛り上がったのは,癒やしや眠りのような健康に関することでした.コロナ禍ということもあり,参加者の多くが健康に対する問題意識を持っている印象を受けました.
参加者のアンケートの結果において,参加理由の多くが同世代の知り合い作り研究者の交流のためであったため,今回のイベントの目的は達成できたと思います.自分自身,学会イベントがオンライン開催であるため,デモ・ポスター展示の会場の雑談・議論がしにくく,知り合いを増やす機会が少ないと感じていました.今後,アンケート結果を元に,幹事団で新しいイベントも企画できればと考えています.
今回のイベントを発案してくださった電気通信大学の金子さんに感謝を申し上げます.
※ZoomのBreakout Room機能やGoogle Docsを用いた質問方法等
(豊田中央研究所 前田智祐)
触覚研究ドリームマッチとは
触覚研究ドリームマッチとは,本会会員である金子氏(電通大)によって提案された,会員間交流を主眼とした研究テーマ発案イベントです.本イベントでは普段交流が少ない会員と協力して研究テーマを発案し,発表します.注意すべきは面白い研究テーマを出すのが主目的ではなく,交流の少ない相手との議論によって違う発想の仕方を学び取る点が主目的となることです.面白いアイデアが生まれればそのまま共同研究が始まっても良いし,生まれなくても議論を通じて相手と仲良くなれると期待しています.なお,これまで本会は幹事団が中心に勉強会テーマを企画してきましたが,新たに会員の方々からアイデアを募る制度を採り入れました.そして,今回がいただいたアイデアをもとに企画した初めの勉強会となります.
開催経緯
触覚若手の会は「若手触覚研究者の横のつながり構築(仲良くなる)」を目的に設立されました.本目的に対して,これまで多くの勉強会を開催し,参加者間のつながり構築に努めてきました.しかし,①時間経過によって参加者に新陳代謝が起き「つながり」の再構築をより高頻度に行う必要がある,②開催行事が真面目な勉強会なために研究を始めたての学生(B4,M1)が参加しにくいという課題が見えてきました.本課題に対して,これまでの勉強会ではなく,つながり構築を目的とした行事を開催できなかと考え,本イベントを企画しました.
開催概要
2020年6月11日(金)13:00
会場:オンライン(Zoomを使用予定,URLは参加登録者に送付)
Zoomリンクは触覚若手の会Slack内第13回チャンネルで確認
参加方法
下記Google formより,参加登録してください(締切:2021年5月11日(火) 23:59).
参加登録の受付を終了しました.
事前準備
自己紹介スライドの作成
氏名,学年,所属,研究テーマ,趣味,最近の興味(プライベートな内容も可),最近気になる研究テーマ,やってみたいテーマ(研究室で実施予定の研究ネタは除く),etc.
※後日テンプレスライドを共有予定
提出先:触覚若手の会内「第13回」チャンネルでのリンク共有
締切 :2021月5月16日(日)23:59 → 2021月5月21日(金)23:59(延長)
一緒に議論したい参加者に関するアンケートへの回答
回答先:後日共有するGoogle Form
締切 :2021月5月18日(火)23:59 → 2021月5月28日(金)23:59(延長)
進め方
以下の内容を1ラウンド60分とし,3ラウンドを実施する予定です.なお,参加人数に応じて調整します.
- ディスカッション:30分
- ペアリング発表&ブレイクアウトルームへ移動
- 自己紹介(氏名,学年,所属,研究テーマ,趣味,最近の興味(プライベートな内容も可),最近気になる研究テーマ,やってみたいテーマ,etc.)
- アイデア出し&ディスカッション
- 発表準備
- 発表(1件7分,4件発表):28分
- バッファ:2分
最後に,一番おもしろそうなテーマを投票で決めます.
発表準備・方法
- 発表テンプレート
- ディスカッション内容をスライドに纏めて下さい.
- 多少内容が曖昧でもかまいません.
- 発表後の質疑やコメントでテーマをより深めることも想定しています.
- スライドの例
- 1ページ目:タイトル,氏名,所属
- 2ページ目:研究背景,目的,コントリビューション,投稿先の候補
- 3ページ目:実験・実装方法の構想
- 4ページ目:議論したい点(実装・実験方法,類似研究の有無etc.の相談)
- 発表方法
- 3分発表
- 4分質疑・コメント(Google Docに記載し,座長が代読)
- 2分切り替え
プログラム
12:30 会場
13:00-13:10 開会の言葉 (内容説明・ スケジュール告知)(担当:宇治土公)
13:10-13:30 全体自己紹介(各自1分)(座長:宇治土公,タイム:田辺)
13:30-14:30 セッション① 60分
14:40-15:40 セッション② 60分
15:50-16:50 セッション③ 60分
17:10-17:20 閉会(担当:前田)10分
18:00-20:00 懇親会 (準備ができたら参加&参加タイミング自由.人数に応じてブレークアウトルーム活用予定)
13:00-13:10 開会の言葉 (内容説明・ スケジュール告知)(担当:宇治土公)
13:10-13:30 全体自己紹介(各自1分)(座長:宇治土公,タイム:田辺)
13:30-14:30 セッション① 60分
- 30分 各チームディスカッション
- 28分 発表(1チーム7分:3分発表、4分質疑),座長:中村
- 2分 バッファ
14:40-15:40 セッション② 60分
- 30分 各チームディスカッション
- 28分 発表(1チーム7分:3分発表、4分質疑),座長:田辺
- 2分 バッファ
15:50-16:50 セッション③ 60分
- 30分 各チームディスカッション
- 28分 発表(1チーム7分:3分発表、4分質疑),座長:宇治土公
- 2分 バッファ
17:10-17:20 閉会(担当:前田)10分
18:00-20:00 懇親会 (準備ができたら参加&参加タイミング自由.人数に応じてブレークアウトルーム活用予定)
オーガナイザ
宇治土公 雄介(日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所)
田辺 健(産業技術総合研究所)
中村 拓人(東京工業大学)
前田 智祐(豊田中央研究所)
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