触覚若手の会 第16回集会 デモ発表勉強会@札幌

 Updates

・2022年9月16日(金):事後報告更新

2022年8月9日(火):プログラム更新

・2022年7月28日(木):会場情報を更新

・2022年7月20日(水):ウェブページ公開

事後報告

デモ体験会
デモ発表者とデモ参加者に分かれて,デモ体験会を実施しました.デモ参加者は,デモ発表者の注意点や工夫点を学びながら,デモ体験をしました.デモ体験終了後,デモ参加者は,各グループに分かれて「良いデモ」について議論を行いました.そのグループでの議論結果から,デモ発表において下記点が重要という意見が多くでました.
  • 高い安定性とメンテナンス性を備えたデバイス
  • デモをわかりやすく説明するための動画
  • デモ機の見た目の綺麗さ

グループでの議論終了後,各デモ発表者がデモにおける注意点や工夫点を発表者しました.中でも印象的であったのは,伊藤健一さんのオンラインのデモ体験が可能な点です.市販のハードウェアを揃えれば,オンライン上に公開されている動画を元に体験が可能です.若手の会参加者も,オンラインデモを可能にするために,Github等でのハードウェアやソフトウェアの公開を意識しているような印象を受けました.



触覚若手の会 ベストプレゼンテーション賞
前回の勉強会から触覚若手の会 ベストプレゼンテーション賞を設立しました.こちらの賞は,日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会の先生方が若手の活動を後押ししたいということで,設立されたものとなります.今回の勉強では,本賞の選考のために,デモ発表時の発表の「デモ発表の体験の良さ」を評価基準に,参加者投票が実施され,その結果をもとに選考委員(委員長:田辺健さん)によって受賞者1名を決定しました.選考の結果,下記の通り,伊東 健一 さんにベストプレゼンテーション賞を授与することになりました.
発表: Tactile Reverse Playback
受賞者: 伊東 健一 (東京大学)
受賞理由: 参加者投票の最多得票数を獲得したことに加えて,オンラインにおいてもデモ体験可能した工夫があるため.


筆者感想
従来の勉強会シリーズとは異なり,新たな試みとして,デモ勉強会を開催しました.開催概要にあるようにデモ発表のノウハウを共有すると場としました.初の試みであるため,今回の会を上手く会を運営できるか不安でしたが,結果的にディスカッションが活発で素晴らしい会になったと思います.今回の若手の会は,3年ぶりの現地開催でしたが、参加者が25名という最多参加者数(今までの最多参加者数は18名)を更新しました.嬉しいことである反面,会場の収容人数の都合で,参加できなかった方が数名いました.今後の現地開催の参考にさせていただきたいと思います.
VR学会おけるデモ体験では,各デモの回転率が良くないことが印象的でした(だいたい1つのデモで10分以上待つ).デモ体験の回転率を意識することを若手の会の話題に含めておけばよかったと思いました.今後も若手の会を活発に活動していきたいと考えております.(豊田中央研究所 前田 智祐)

デモ発表勉強会とは

触覚研究において重要とされているデモ発表の方法を学ぶための会です.学会の現地開催が行われ始め,触覚研究を対人でデモ発表する機会も増えつつあります.これまで研究室内で独自に受け継がれてきたデモ発表ノウハウもここ数年で失われてしまった研究室もあるかと思います.また,そうした研究室に新たに参加し始めた学部・修士の学生がデモ発表のノウハウを学ぶ機会が必要と考え企画いたしました.当日は具体的に以下の内容を実施予定です.

  • 若手の会から発表者(幹事数名含む)を募りデモ発表及びデモ体験

  • 発表者側からのデモ発表での注意点・工夫点を発表

  • 参加者側からのデモ発表へのコメントを発表


触覚以外の研究分野の方からの参加も歓迎します!


なお,今回はVR学会大会2022の現地開催に合わせて,札幌の現地のみでの開催といたします.社会情勢によってVR学会の現地開催が中止された場合,こちらの勉強会も中止となります.

開催概要

2022年9月11日(日) 15:00 - (仮)(会場は14時から入室・準備可能)

会場:TKP札幌駅南口カンファレンスセンター カンファレンスルーム3D


参加方法

下記Google formより,参加登録してください(締切:2022年8月2日(火) 23:59).

登録はこちらから


※基本的に上記の時間全部に参加できる方のみ参加をお願いします.どうしても難しい場合は参加フォームの連絡欄にその旨を記載してください.


飛び入りでの参加希望の場合は,お問い合わせフォームでご連絡ください(ご返信にお時間をいただく場合がございますがご了承ください).

事前準備

  • デモ発表者

    • デモ準備(基本的にVR学会で発表予定のデモと同じでかまいません)

    • デモ発表での注意点・工夫点をまとめたスライド1,2枚

    • 内容例:デモ設計意図,苦労した点,運搬での工夫点etc

  • デモ体験での参加者

    • 特になし


デモ発表ガイドライン

  • スペース:机1個程度(1.2m x 0.5m 程度)

  • 提供電力:未定(分かり次第記載します.コンセント1口は用意予定)

    • 電源タップを持参ください

    • 会場の電力には限りがあるので,できるだけ低電力・バッテリー駆動などの工夫をお願いします.

  • コロナ対策グッズ:消毒シート,HMDマスク等々をご自身でご用意お願いします.

  • 会場にはWiFi有り.(但し,低速の可能性あり)

  • 特別な照明環境や電波環境が必要な場合は,ご自身で用意をお願いします.


プログラム

  • 14:00 会場オープン

  • 14:00-15:00 デモする人はセットアップ

  • 15:00-15:05 開会(座長:中村)

  • 15:05-15:25 自己紹介

  • 15:15-16:30 デモ

  • 16:30-17:55 デモへのコメント・議論(座長:前田)

    • 45分:参加者がグループに分かれて「良いデモ発表」を議論

      • デモ発表者同士のデモ体験及びデモ撤収時間

    • 25分:グループ議論結果発表

    • 20分:発表者からの発表

  • 17:55-18:00 クロージング(座長:田辺)

  • 18:00-18:30 会場撤収時間

懇親会(懇親会は中止とします)

時間:19:00~

会場:札幌駅周辺の居酒屋(予定)

オーガナイザ

宇治土公 雄介(日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所)

田辺 健(産業技術総合研究所)

中村 拓人(東京大学)

前田 智祐(豊田中央研究所)

後援

計測自動制御学会 システムインテグレーション部門 触覚部会

日本バーチャルリアリティ学会 ハプティクス研究委員会

お問い合わせ

以下のフォームより受け付けております.

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